Japanese
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特集 泌尿器科領域におけるクリニカルパスとその周辺
クリニカルパスの導入と活用—TURにおけるクリニカルパス
Clinical Path for TUR
大口 尚基
1
,
川端 和史
1
,
室田 卓之
1
,
川喜田 睦司
1
,
松田 公志
1
Naoki Oguchi
1
1関西医科大学医学部泌尿器科
キーワード:
TUR
,
クリニカルパス
,
ヴァリアンス
Keyword:
TUR
,
クリニカルパス
,
ヴァリアンス
pp.411-416
発行日 2001年5月20日
Published Date 2001/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903273
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経尿道的手術(TUR-P,TUR-Bt)においてクリニカルパスを作成し,その有効性を検討した。クリニカルパス導入により在院日数は5日および2.9日それぞれ短縮し,入院費用(保険請求点数)ではそれぞれ約20%,約13%減少した。クリニカルパスの導入は在院日数の短縮,費用の低減,医療の標準化および効率化をもたらし,ひいては医療の質の向上にも有効である。今後の課題として,クリニカルパスに対する患者の理解度の向上,常にヴァリアンスの評価を行うことが大切であると思われる。
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