Japanese
English
特集 3D画像診断の肝胆膵手術への応用
3D-CTおよびvirtual cholangioscopy(VCS)の胆嚢癌診断への応用
Three-dimensional CT and virtual cholangioscopy reconstructed from CT arteriography with selective catheterization of the cystic artery
趙 明浩
1
,
岡住 慎一
1
,
高山 亘
1
,
竹田 明彦
1
,
岩崎 好太郎
1
,
笹川 真一
1
,
夏目 俊之
1
,
河野 世章
1
,
浅野 武秀
1
,
落合 武徳
1
Akihiro CHO
1
1千葉大学医学部第2外科
キーワード:
胆嚢静脈
,
胆嚢癌
,
3次元画像
Keyword:
胆嚢静脈
,
胆嚢癌
,
3次元画像
pp.1019-1022
発行日 1999年8月20日
Published Date 1999/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903690
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選択的胆嚢動脈造影下CTのデータから胆嚢のdrainage veinの立体構築(3D-CT),およびvirtual cholangioscopyの作製を行った.胆嚢癌5例において合計12本の胆嚢静脈を明瞭に描出できた.肝内流入区域は5本がS4a,6本がS5,1本がS6であり,肝床部の浸潤傾向を示す癌に対しては,肝S4a,S5切除を基本術式とすることは合理的であると考えられた.さらに術前に胆嚢静脈の肝内流入領域を把握することは術式決定の有力な情報になりうることが示唆された.またvirtualcholangioscopyは隆起性病変4例,陥凹性病変1例をすべて表示することが可能であった.今後空間分解能の向上とともに胆道系の有用な検査になると考えられた.
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