Japanese
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特集 肝胆膵の悪性腫瘍の早期診断をめざして―ハイリスクグループの設定と画像診断
胆道癌のハイリスクグループ
胆石症と胆嚢癌
Cholelithiasis and carcinoma of the gallbladder
手塚 康二
1
,
木村 理
1
Koji TEZUKA
1
,
Wataru KIMURA
1
1山形大学医学部 第一外科
1First Department of Surgery,Yamagata University Graduate School of Medicine,Yamagata
キーワード:
胆嚢癌
,
胆嚢結石症
,
ハイリスクグループ
,
無症状胆石
Keyword:
胆嚢癌
,
胆嚢結石症
,
ハイリスクグループ
,
無症状胆石
pp.197-206
発行日 2010年3月15日
Published Date 2010/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100247
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要旨
胆囊癌は予後不良な疾患である.進行胆囊癌の予後が不良である理由として,胆囊の外科・病理解剖学的特徴が大きくかかわっている.胆囊癌には高率に胆石症を合併することが知られており,胆石症は胆囊癌の背景因子,危険因子として重要視されている.無症状胆石は経過観察中に胆囊癌が発生する頻度は低く経過観察の対象となる.無症状胆石の経過観察中に胆囊癌が発生した自験例を呈示し,経過観察中に注意すべき胆囊所見について述べた.
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