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特集 3D画像診断の肝胆膵手術への応用
肝切除におけるリアルタイム3次元血管撮影法(RSM−3D-DSA)の有用性
The real-time smoothed mask-3rd dimention digital subtraction angiography; RSM-3D-DSA
山口 明浩
1
,
谷口 弘毅
1
,
高 利守
1
,
國嶋 憲
1
,
山岸 久一
1
Akihiro YAMAGUCHI
1
1京都府立医科大学第1外科
キーワード:
肝切除術
,
血管撮影法
,
DSA
,
RSM−3D-DSA
Keyword:
肝切除術
,
血管撮影法
,
DSA
,
RSM−3D-DSA
pp.1011-1017
発行日 1999年8月20日
Published Date 1999/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903689
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肝切除の術前血管造影検査に従来のDSA (digital subtraction angiography)による検査に加え,リアルタイムに3次元表示するリアルタイム3次元撮影法(realtime smoothed mask−3rd dimentiondigital subtraction angiography,島津製作所:以下,RSM−3D-DSA)を導入している.RSM−3D-DSAではモーションアーチファクトが解消され,微細な血管描出にも優れており,病変部の立体的な位置関係を具体的かつ詳細にリアルタイムに真の3次元画像として表示できる.この画像を見る者すべてが簡単に3次元イメージを共有認識でき,肝切除に際しては担癌区域の同定に始まり,その立体的位置と大きさの把握,また切離予定Glisson枝(門脈枝)の決定などが解剖学的位置関係に誤解が生まれずにディスカッションできるため,肝切除がより円滑に行える.
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