Japanese
English
手術手技
PROLENE® HERNIA SYSTEMを用いたopen tension-free鼠径ヘルニア修復術
Open tension-free hernioplasty with the PROLENE® HERNIA SYSTEM
齋藤 健人
1
,
今西 宏明
1
,
柳原 正智
1
,
佐藤 直夫
1
,
古川 祐介
1
,
上妻 達也
1
Taketo SAITOU
1
1横浜船員保険病院外科
キーワード:
鼠径ヘルニア修復術
,
tension-free
,
PROLENE® HERNIA SYSTEM
,
all-in-one
,
mesh-plug法
Keyword:
鼠径ヘルニア修復術
,
tension-free
,
PROLENE® HERNIA SYSTEM
,
all-in-one
,
mesh-plug法
pp.699-702
発行日 1999年5月20日
Published Date 1999/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903627
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はじめに
近年,成人鼠径ヘルニアに対するopen tensionfree hernioplasty1)としてRutkowらによつて発表されたmesh-plug法2)が本邦でも普及しつつあり,良好な術後成績が得られている3〜6).
しかしプラグ拘縮による本法の再発症例がAmidによつて呈示され7),mesh-plug法にも改善の余地が見られてきた.そこで1つの提案ともいえるprosthesisが1998年7月から国内にて発売されている.PROLENE® HERNIA SYSTEM(Johnson & Johnson medical社)と称し,構造としてはヘルニア門を閉鎖する平坦な広めのメッシュ(underlaypatch)と後壁補強用のパッチ(onlay patch)がconnectorを介して一体型となったものである(図1).当院にて8例の鼠径ヘルニア症例に対し,本法を施行した.以下,外鼠径ヘルニアに対する手術手技を記述する.
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