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特集 胆道ドレナージを考える
2.PTCDか,ENBDか
閉塞性黄疸症例に対する経皮経肝的減黄術
Percutaneous transhepatic cholangial drainage for obstructive jaundice
植田 俊夫
1
,
大島 進
2
,
近藤 礎
3
Toshio UEDA
1
1大阪大学医学部附属病院特殊救急部
2西宮市立中央市民病院外科
3関西労災病院外科
キーワード:
PTCD
,
PTCS
,
胆道内瘻術
Keyword:
PTCD
,
PTCS
,
胆道内瘻術
pp.27-30
発行日 1998年1月20日
Published Date 1998/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903073
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経皮経肝的胆道減黄手技実施後胆道出血の発症率は5.1%(重篤な出血例発症率は0.8%),胸腔関連の合併症発症率は2.7%,手技に関連する死亡率は0.3%であり,容認できる範囲と考える.経皮経肝的胆道減黄手技に続いて種々の診断・治療面での有用な手技を容易に繰り返し実施できるゆえに,閉塞性黄疸に対しては疾患の内容を問わず,経皮経肝的胆道減黄術が第一選択と考える.それらの手技は(1)反復胆道造影,(2)PTCS,(3)長期間QOLを維持できる術前減黄手技,(4)手術非適応悪性黄疸に対するtubeやEMSによる内瘻術である.
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