臨床の疑問に答える「ドクターAのミニレクチャー」・24
閉塞性黄疸の患者―術前の減黄処置は必要か
安達 洋祐
1
Yosuke ADACHI
1
1久留米大学医学部外科
pp.592-595
発行日 2014年5月20日
Published Date 2014/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407105051
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素朴な疑問
閉塞性黄疸で発症した膵臓がん患者や胆管がん患者は,手術前に経皮的または内視鏡的に胆管ドレナージを行い,黄疸を消退させ肝機能障害を回復させておくことが必要である(減黄処置).閉塞性黄疸を生じた患者に膵頭十二指腸切除を行う場合,減黄処置が不十分だと術後合併症が多いのだろうか.術前の減黄処置を行わないと手術は危険なのだろうか.
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