Japanese
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特集 胆道癌外科診療を支えるエキスパートテクニック
経皮経肝胆道内視鏡診断のコツ
Basic technique and knack of percutaneous transhepatic cholangioscopy
三好 広尚
1
,
乾 和郎
1
,
芳野 純治
1
,
若林 貴夫
1
,
奥嶋 一武
1
,
小林 隆
1
,
中村 雄太
1
,
渡邉 真也
1
,
内藤 岳人
1
,
中井 喜貴
1
,
塩田 國人
1
Hironao MIYOSHI
1
1藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院内科
キーワード:
経皮経肝胆道内視鏡
,
PTCS
,
胆管癌
,
PTBD
Keyword:
経皮経肝胆道内視鏡
,
PTCS
,
胆管癌
,
PTBD
pp.607-612
発行日 2008年5月20日
Published Date 2008/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102119
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要旨:経皮経肝胆道内視鏡検査は経皮経肝胆道ドレナージ瘻孔を介して肝内胆管内からファイバースコープを挿入し,内視鏡診断および生検,内視鏡治療を行う検査法で,胆管狭窄の鑑別診断や胆管癌の粘膜表層進展の診断に有用である.悪性胆管狭窄の内視鏡所見は発赤所見,結節状・乳頭状隆起の増殖所見,新生血管(蛇行および広狭不整)である.胆管癌の粘膜表層進展の内視鏡所見は主病巣から連続性に広がる顆粒状粘膜,乳頭状粘膜,退色調粘膜であり,これらの所見に留意して直視下生検を行い,正確に診断する必要がある.しかしながら,直視下生検でもfalse negativeが認められる場合があるため,さらに胆造影像やMD-CT,管腔内超音波検査も加味して総合的に診断する必要がある.
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