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特集 消化器癌画像診断のノウ・ハウ
食道癌の画像診断法—EUS,頸部エコー,MRIによる食道癌の術前病期診断
Preoperative staging for esophageal cancer based on wall penetration and lymph node spread
出江 洋介
1
,
遠藤 光夫
1
,
河野 辰幸
1
Yosuke IZUMI
1
1東京医科歯科大学第1外科
キーワード:
食道癌
,
術前診断
,
EUS
,
頸部エコー
,
MRI
Keyword:
食道癌
,
術前診断
,
EUS
,
頸部エコー
,
MRI
pp.147-154
発行日 1995年2月20日
Published Date 1995/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901777
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食道癌の正確な術前病期診断は,治療方針決定に重要である.なかでも,リンパ節転移診断は,主病巣の位置にかかわらず,頸部,胸部,腹部いずれの領域へも転移の可能性があることから,3領域すべてにわたる詳細な検索が必要である.また,X線透視,内視鏡,EUS,頸部エコー,腹部エコー,CT,MRIなど,それぞれの検査の特性を把握し,総合的に判断することによって初めて精度の高い術前診断が可能となる.そのうえで,癌の根治性を損なわずに,QOLの面で有利な治療法を選択する.本稿では,EUS,頸部エコー,MRIを中心に診断のポイントを述べた.
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