Japanese
English
特集 術前・術中のリンパ節転移診断の方法とその有用性
食道癌の術前・術中のリンパ節転移診断の方法と有用性
Methods and usefullness of perioperative diagnosis for lymph node metastasis on esophogeal cancer
幕内 博康
1
,
島田 英雄
1
,
千野 修
1
,
山本 壮一郎
1
,
原 正
1
,
西 隆之
1
,
木勢 佳史
1
,
葉梨 智子
1
,
剣持 孝弘
1
,
三朝 博仁
1
,
伊東 英輔
1
,
名久井 実
1
,
河島 俊文
1
,
星川 竜彦
1
,
石井 明子
1
Hiroyasu MAKUUCHI
1
1東海大学医学部消化器外科
キーワード:
食道癌
,
リンパ節転移
,
超音波CT
,
EUS
Keyword:
食道癌
,
リンパ節転移
,
超音波CT
,
EUS
pp.337-345
発行日 2008年3月20日
Published Date 2008/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102059
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:食道癌の術前リンパ節転移診断は,頸部は超音波検査で,胸部はEUSとCT・MRIで,腹部はCTと超音波でなされている.診断能も向上しているが,正診率は60~70%にすぎない.しかし,治療方針の決定には有用となっている.術中リンパ節転移診断は迅速病理診断だけでなく,RT-PCR法も一部で施行されており微小転移診断に威力を発揮しているが,臨床的意義については未知数の部分もある.センチネルリンパ節診断法の確立と簡便化が行われることで,さらに普及が待たれる.臨床的に意味のあるリンパ節転移の有無診断および転移リンパ節の存在部位診断の確立がなされれば,その臨床的効果は大きく,患者への福音となると思われる.
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.