Japanese
English
特集 内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)
胃静脈瘤に対する内視鏡的静脈瘤結紮術—“O”リングから留置スネアヘ
Endoscopic variceal ligation (EVL) for gastric varices
吉田 智治
1
,
原田 稔也
1
,
林 延彦
1
,
宮崎 誠司
1
,
寺井 崇二
1
,
野口 隆義
1
,
多田 正弘
1
,
沖田 極
1
1山口大学医学部第1内科
キーワード:
胃静脈瘤
,
留置スネア
,
EVL
,
EVLs
,
内視鏡治療
Keyword:
胃静脈瘤
,
留置スネア
,
EVL
,
EVLs
,
内視鏡治療
pp.437-443
発行日 1994年4月20日
Published Date 1994/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901520
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巨大な胃静脈瘤を“O”リング単独で結紮し,治療するには限界がある.そこで,新しい治療法として留置スネアを用いた内視鏡的胃静脈瘤結紮術(以下,EVLs)を開発し,1992年6月より13例に施行した.本法では,胃静脈瘤を基部から結紮することが可能で,安全で簡便かつ有用な治療法であり,十分な胃静脈瘤荒廃効果が得られた.また,本法は活動性出血例の止血法として特に有用で,全例で100%の止血効果が得られた.EVLsは,胃静脈瘤治療法の1つとして発展していくと考えられた.
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