Japanese
English
特集 直腸肛門病変の診断と治療
[その他]
直腸静脈瘤に対する内視鏡治療
Endoscopic management for rectal varices
尚原 弘和
1
,
松田 浩二
1
,
加藤 正之
2
Hirokazu Naohara
1
,
Koji Matsuda
1
,
Masayuki Kato
2
1静岡医療センター消化器内科
2東京慈恵会医科大学内視鏡医学講座
キーワード:
直腸静脈瘤
,
EVL
,
EIS
Keyword:
直腸静脈瘤
,
EVL
,
EIS
pp.1465-1469
発行日 2025年11月25日
Published Date 2025/11/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000002317
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はじめに
直腸静脈瘤は門脈圧亢進症に起因する異所性静脈瘤の一種であり,時に重篤な出血をきたす可能性がある。直腸静脈瘤は食道・胃静脈瘤に比して稀な疾患であるため,突然の鮮血便を契機に初めて診断される例も少なくない。しかしながら,いったん出血をきたすとその診断や治療に難渋することがあり,その適切なマネジメントは消化器内視鏡医にとって重要である。本稿では,直腸静脈瘤の病態・疫学・診断・治療について,症例とともに概説する。

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