特集 Dos & Don'ts外来の小外科
Ⅶ.四肢・皮膚
1.四肢損傷
野村 茂治
1
1九州労災病院整形外科
pp.198-199
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901358
- 有料閲覧
- 文献概要
四肢損傷の予後は初期治療の良否と外力の大きさにより決まる.多臓器損傷を伴う多発外傷では救命処置が最優先される.四肢損傷に限れば,新鮮損傷の段階でX線による骨折の有無はもちろん.神経,血管,筋肉,腱,靱帯といった軟部組織の損傷を見逃してはならない.致命的合併症として,脂肪塞栓,ガス壊疽,破傷風などがあることを留意すべきである.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.