特集 Dos & Don'ts外来の小外科
Ⅶ.四肢・皮膚
2.足関節挫傷(捻挫)
野村 茂治
1
1九州労災病院整形外科
pp.200-201
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901359
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足関節部外傷のなかで,捻挫は日常しばしば遭遇する外傷である.内果と外果の長さの違いと距骨滑車の解剖学的特徴より,外反底屈,すなわち内がえしを強制されて受傷する.そのため,足関節外側側副靱帯を損傷する頻度が高い.足関節に不安定性を残すと歩行時痛,運動痛を生じ,将来,変形性足関節症の原因となるため,慎重な初期治療を要す.
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