Japanese
English
臨床研究
胃十二指腸潰瘍穿孔にたいする保存的治療の実際と成績
Non-operative treatment of acute perforated peptic ulcer
大野 義一朗
1
,
梅田 宏
1
,
竹内 正人
1
,
野中 一興
1
,
中田 友也
1
,
渡部 實
1
1東京勤労者医療会代々木病院外科
キーワード:
胃十二指腸潰瘍
,
穿孔
,
保存的治療
Keyword:
胃十二指腸潰瘍
,
穿孔
,
保存的治療
pp.379-382
発行日 1993年3月20日
Published Date 1993/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901131
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はじめに
内視鏡治療の進歩とH2受容体拮抗剤(以下,H2ブロッカー)の出現は当院の胃十二指腸潰瘍にたいする手術を減少させた1)が,胃十二指腸潰瘍穿孔(以下,穿孔)は手術の絶対的適応として減少をみなかった.しかし1986年から穿孔にたいする保存的治療を導入し2),現在はこれを穿孔にたいする第1選択の治療法としている.
今回,6年間の経験から穿孔にたいする保存的治療の実際と成績をまとめたので報告する.
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