Japanese
English
臨床研究
胃十二指腸潰瘍穿孔に対する保存的治療
Perforated gastroduodenal ulcer and conservative therapy
能浦 真吾
1
,
中口 和則
1
,
古川 順康
1
,
陶 文暁
1
Shingo NOURA
1
1市立吹田市民病院外科
キーワード:
胃十二指腸潰瘍穿孔
,
保存的治療
Keyword:
胃十二指腸潰瘍穿孔
,
保存的治療
pp.939-943
発行日 1999年7月20日
Published Date 1999/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903676
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はじめに
従来より胃十二指腸潰瘍穿孔は絶対的手術適応とされ,主に広範囲胃切除術や迷走神経切離術が用いられてきた1).最近では,以前の胃切除術を中心とした術式にかわり,H2ブロッカーやプロトンポンプ阻害剤を併用した単純閉鎖術や大網充填術のみならず,従来は例外的と考えられていた保存的治療が試みられるようになってきた2,3).当科でも以前は,胃十二指腸潰瘍穿孔に対しては広範囲胃切除術十腹腔ドレナージ術を基本としていたが,1995年1月より適応を選び,保存的治療を導入している.今回,われわれは自験例を検討し,その適応と成績について報告する.
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