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特集 進行癌の画像診断—治癒切除の判定をどうするか
胆道癌
Diagnostic image of advanced cancer of the extrahepatic bile duct
川原田 嘉文
1
,
岩崎 誠
2
,
山本 敏雄
3
,
岩田 真
3
Yoshifumi KAWARADA
1
1三重大学医療技術短期大学部
2岩崎病院
3三重大学医学部第1外科
pp.1875-1884
発行日 1990年12月20日
Published Date 1990/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900331
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今回,進行胆道癌の画像診断による局所浸潤の進展度診断と治癒切除の判定について検討した.腫瘍の存在ならびに質的診断はUS, CT,さらに直接胆道造影により可能である.胆管癌,胆嚢癌ともに,壁深達度がss以上では治癒切除率は低率である.最近の画像診断法の進歩により,局所浸潤の進展度診断の正診率も向上してきているが,いまだに壁深達度ssとseとの鑑別も困難である.
画像診断からみた治癒切除の判定はm,pm癌を見出すことは勿論であるが,まずS0の進行癌を見出すことが重要である.
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