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特集 ゲノム医学を外科診療に活かす!
癌種別・ゲノム情報の治療選択への活用
胆道癌—胆道癌におけるprecision medicineの現状
Current status of precision medicine in biliary tract cancer
石垣 和祥
1,2
Kazunaga ISHIGAKI
1,2
1東京大学医学部附属病院外来化学療法部
2東京大学医学部附属病院腫瘍センター
キーワード:
がん遺伝子パネル検査
,
胆道癌
,
precision medicine
Keyword:
がん遺伝子パネル検査
,
胆道癌
,
precision medicine
pp.190-196
発行日 2024年2月20日
Published Date 2024/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407214441
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【ポイント】
◆胆道癌はCGP検査で治療標的となる遺伝子異常が比較的多く検出される癌種の一つである.
◆FGFR2 fusionに関しては,保険で使用可能な薬剤が2種類(ペミガチニブ,フチバチニブ)あり,二次治療開始前に確実に拾い上げたい遺伝子異常である.
◆Tissue-basedのCGP検査が優先されるが,胆道癌ではCGP検査に適さない微小検体しかない場合も多く,その場合は多少感度が低下しても,liquid-basedのCGP検査を検討する.
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