Japanese
English
特集 進行癌の画像診断—治癒切除の判定をどうするか
肝細胞癌
Preoperative diagnostic imaging for hepatocellular carcinoma
野口 徹
1
,
原田 晴久
1
,
幕内 雅敏
1
Tohru NOGUCHI
1
1信州大学医学部第1外科
pp.1867-1874
発行日 1990年12月20日
Published Date 1990/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900330
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進行肝細胞癌の画像診断に際しては,まず肝の解剖および脈管系のvariationを把握しておく必要がある.そのうえでUS, CT, MRI,血管造影および核医学検査などを行うが,存在診断にはUSやCT(単純+造影)が,質的診断にはUSやdynamic CTに加えMRIや血管造影さらに核医学検査が,娘結節の検出にはLipiodol CTやMRIや血管造影(DSA)が有用である.画像診断の結果が治療法を選択する決め手となるので,それぞれの画像での特徴的な典型像を十分理解しておかなければならないが,いたずらに多くの画像診断を行うのでなく,適切な診断法を選んで施行すべきである.
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