Japanese
English
特集 進行癌の画像診断—治癒切除の判定をどうするか
胃癌
Imaging diagnosis of non-curative factors on stomach cancer
古河 洋
1
,
平塚 正弘
1
,
岩永 剛
1
,
今岡 真義
1
,
福田 一郎
1
,
石川 治
1
,
甲 利幸
1
,
北村 次男
2
,
竜田 正晴
2
,
田中 幸子
2
,
藤田 真
3
Hiroshi FURUKAWA
1
1大阪府立成人病センター外科
2大阪府立成人病センター内科
3大阪府立成人病センタ放射線科
pp.1855-1860
発行日 1990年12月20日
Published Date 1990/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900328
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胃癌の非治癒因子として,OW/AW, P, H, N, S, M(遠隔臓器転移)を取り上げ,その術前画像診断の可能性について検討した.OW/AWについては色素内視鏡などによる粘膜面からの詳細な検討により,M(+)(肺,骨)は術前一般検査や骨シンチにより診断が可能である.H(+)については超音波,CTなどでよく診断される.P(+)の判定は困難であるが,腹水は超音波,CTでよく診断される.N(+),特に大動脈周囲リンパ節は,超音波,CTである程度の大きさ(1cmくらい)であれば診断可能である.S3もCTで診断可能である.
非治癒因子の多くは術前診断可能であるが,腹膜転移はまだ十分とはいえなかった.
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