Japanese
English
特集 胃癌手術の限界と合理化
食道浸潤を伴う胃癌における検討—浸潤陽性のリスクと手術法について
Clinico-pathological study on gastric cancers invading to esophagus and surgical treatment for them
古河 洋
1
,
平塚 正弘
1
,
亀山 雅男
1
,
大東 弘明
1
,
佐々木 洋
1
,
甲 利幸
1
,
石川 治
1
,
福田 一郎
1
,
今岡 真義
1
,
岩永 剛
1
Hiroshi FURUKAWA
1
1大阪府立成人病センター外科
pp.1535-1541
発行日 1986年10月20日
Published Date 1986/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209552
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食道浸潤を伴う胃癌158例における,病理組織学的特徴リンパ節転移等について検討した.その結果,①胃上部癌のうち8.1 cm以上のBorrmann 2,3,4型は食道浸潤が高率であつた(P<0.05).②Borrmann 3,4型はびまん浸潤型の食道浸潤が多く,長く浸潤していた(中央値1.7cm).③腹腔内リンパ節転移の多いものは【110】,【111】の転移がみられた.したがつて,浸潤型進行癌では,開胸と5.0cm以上の断端距離と【110】,【111】の郭清を要する.
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