Japanese
English
特集 転移性肝癌の治療
肝転移を伴う胃癌に対する積極的治療
Aggressive treatment for gastric cancer with liver metastasis
今岡 真義
1
,
安田 卓司
1
,
平塚 正弘
1
,
古河 洋
1
,
佐々木 洋
1
,
福田 一郎
1
,
石川 治
1
,
甲 利幸
1
,
小山 博記
1
,
岩永 剛
1
Shingi IMAOKA
1
1大阪府立成人病センター外科
pp.701-706
発行日 1990年6月20日
Published Date 1990/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900113
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胃癌肝転移例に対する治療の基本は,まず原発巣の制御である.原発巣が制御されない限り,肝切除をはじめとする肝転移巣に対する治療は殆んど意味がない.したがって,肝転移をもつ胃癌の治療は,1)リンパ節の完全郭清とともに原発巣を切除する,2)肝転移巣に対しては,①肝切除,②FAMを主とした動注化学療法,③vascularityの高い転移巣に対してはLipiodolを用いた動注化学塞栓療法などを適応に応じて行う.
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