Japanese
English
特集 再発消化管癌を治療する
再発胃癌の治療(3)
Treatment for recurrent cancers after curative gastrectomy for stomach cancer
古河 洋
1
,
平塚 正弘
1
,
岩永 剛
1
,
今岡 真義
1
,
石川 治
1
,
甲 利幸
1
,
佐々木 洋
1
,
亀山 雅男
1
,
大東 弘明
1
,
中森 正二
1
,
中野 博史
1
,
安田 卓司
1
Hiroshi FURUKAWA
1
1大阪府立成人病センター外科
キーワード:
再発胃癌
,
腹膜再発
,
尿管狭窄
,
肝再発
Keyword:
再発胃癌
,
腹膜再発
,
尿管狭窄
,
肝再発
pp.875-880
発行日 1995年7月20日
Published Date 1995/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905266
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再発胃癌の治療は多く行われているが,その病態が一定でないことから治療効果の判定は容易ではない.腹膜再発に対しては,EAP,CDDP+5—FU,FAPなどの全身療法が行われ,それぞれ有効であった.また,MMC, CDDP腹腔内投与も有効であった.また,後腹膜再発では尿管ステント,人工肛門は有用である.肝再発に対しては,局所のみならば切除も有効であった.しかし,多くは多発であり,動注化学療法やTAEが有効であった.さまざまな治療により,腹水の消失,腫瘤の縮小など「有効」例がみられたが,生存期間の延長につながったかどうか判定することは困難であった.
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