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あとがき
稲木 紀幸
pp.954
発行日 2024年8月20日
Published Date 2024/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407214624
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本年度より,本書の編集委員を拝命することとなった.これまでの編集委員には錚々たる諸先輩方が名を連ねており,私では力不足にならないかというのが本音である.しかしながら,歴史ある医学雑誌の編集委員として,自身も日々勉強させてもらいながら,少しでも外科学・外科診療に貢献できればと思い,編集委員として歩き始めたところである.
さて,昨今の外科医不足が叫ばれる中,さらに医師の働き方改革が始まり,外科の働き方は一体どうなるのか?医学生や研修医が外科を目指してくれるのか?といった懸念が尽きない.一方で,診療報酬がなかなか上がらず,病院経営のためには日々働かざるを得ない.また大学などの研究機関となれば,研究業績も上げなければならない.これぞまさに二重苦,三重苦となり得る.さすれば,自由診療を掲げて開業をしたくなる気持ちもわからないではない….
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