増刊号 Stepごとに要点解説 標準術式アトラス最新版—特別付録Web動画
4.大腸
腹腔鏡下大腸全摘術・回腸囊肛門吻合
松山 貴俊
1
,
絹笠 祐介
1
,
徳永 正則
1
Takatoshi MATSUYAMA
1
1東京医科歯科大学大学院消化管外科学分野
キーワード:
腹腔鏡手術
,
大腸全摘術
,
回腸囊肛門吻合
Keyword:
腹腔鏡手術
,
大腸全摘術
,
回腸囊肛門吻合
pp.138-146
発行日 2021年10月22日
Published Date 2021/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213501
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Step1 体位,ポート配置
体位はレビテーターを用いた砕石位で,頭低位,頭高位,左右のローテーションをかけるなど体位変換が多いため,手術用体位固定マット(ピンクパッド)を使用し,さらに左右体幹,頭部に固定具を使用している.術前にすべての体位についての安全性を確認しておく.当科では経肛門内視鏡手術を併用することが多く,右側のポートは通常の腹腔鏡下直腸手術と比較して全体的に頭側に置いている(図1a).右下のポートは術前のストーマサイトマーキング部になることが多い.経肛門内視鏡手術を併用しない場合は右下ポートをできるだけ尾側に留置する(図1b).
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2026年10月末まで)。
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