1200字通信・132
平成から令和へ
板野 聡
1
1寺田病院外科
pp.888
発行日 2019年7月20日
Published Date 2019/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212541
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- 文献概要
ご存じのように,今年の4月30日に天皇がご退位され,5月1日には新しい天皇がご即位されました.これに合わせて元号も平成から令和に替わりましたが,随分前から予定されていたこととはいえ,国民の一人として,大きな「時代の転換期」に立ち会うことができた僥倖に心から喜んでいます.
何より前天皇のお言葉に触れた時,やはり日本人としてのDNAが共鳴するのを感じざるを得ませんでした.そして,「象徴」としての役割を懸命に果たされたお姿を思い出しながら,敬意を表するとともに感謝の気持ちが湧いてくるのを禁じ得ませんでした.5月1日には,新天皇も前天皇のありようを踏襲しつつ,新しい天皇の在り方を模索していかれようとするお言葉があり,併せて雅子妃殿下の明るい表情にも安堵したのは,私だけではなかったのではないでしょうか.さらに,5月4日の一般参賀では14万人という記録的な参賀者があったそうですが,新しい天皇陛下への国民の期待の表れと感じています.
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