連載
放射線治療談話会記録 平成そして令和へ:医学物理士より
黒河 千恵
1
1順天堂大学保健医療学部 診療放射線学科
pp.1283-1287
発行日 2019年9月10日
Published Date 2019/9/10
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000001014
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今回,放射線治療談話会において「平成そして令和へ:医学物理士より」というタイトルで講演をさせていただいた。平成から令和への移り変わりを考えたとき,最近の放射線治療関連の学会でのトピックをみてみると,例えば,AIやradiomics,自動化,MRと治療装置の融合などが盛んに研究されているように思われる。これらは,放射線治療をより正確に,精度よく遂行するために重要なものばかりである。一方で,どれだけ技術が進歩しても,放射線治療に含まれる不確かさの要因はゼロにすることができない。そこで,医学物理士の立場として,今回の談話会で「放射線治療における不確かさ」についての最近の動向を紹介した。
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