特集 日本看護診断研究会・第1回学術集会報告
シンポジウム:看護診断と看護教育
平成カリキュラムと看護診断
青木 康子
1
1東京都立医療技術短期大学
pp.48-52
発行日 1992年2月15日
Published Date 1992/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900063
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はじめに
今回のカリキュラム改正では,保健婦助産婦看護婦法に基づく養成所指定規則に定められている5課程(保健婦課程,助産婦課程,看護婦3年課程および2年課程,准看護婦課程)のすべてにわたって改正された。
改正の動機は,①前回のカリキュラム改正から20〜40年経過し,各学校の社会の変化への対応も限界に達していたこと,②看護職者をめぐる環境の変化によって,看護業務に質的量的変化をもたらしていること,を背景に,直接的には看護制度検討会(昭和60年〜62年,委員長日野原重明)の提言が引き金となっている。すなわち,看護制度の改革に向けての多くの提言の第1番に.看護婦(士)養成等の促進をあげ,看護の大学及び人学院の増設と共に,看護婦学校養成所の充実強化を図るべきであると主張されている。
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