Japanese
English
臨床研究
膿瘍形成性虫垂炎に対するlaparoscopic interval appendectomyの検討
Evaluation of laparoscopic interval appendectomy in the abscess-forming appendicitis
増田 大機
1
,
矢部 早希子
1
,
山本 瑛介
1
,
小林 建太
1
,
吉村 哲規
1
Taiki MASUDA
1
1東京都立大塚病院外科
キーワード:
膿瘍形成性虫垂炎
,
interval appendectomy
,
腹腔鏡下虫垂切除術
Keyword:
膿瘍形成性虫垂炎
,
interval appendectomy
,
腹腔鏡下虫垂切除術
pp.1269-1273
発行日 2018年10月20日
Published Date 2018/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212201
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要旨
【背景】膿瘍形成性虫垂炎に対する一期的手術は,拡大手術移行や合併症の発生率が高いため,当科では保存治療後に待機的に腹腔鏡下虫垂切除術を行うlaparoscopic interval appendectomy(LIA)を導入している.【目的】当科でのLIAの治療成績を報告し問題点を考察する.【対象と方法】2012年1月〜2016年3月に当院で加療を行った膿瘍形成性虫垂炎45例を対象とした.一期的手術を行った群と,初診時にLIAの方針となった群の治療成績を,カルテレビューによる後方視的解析を行い比較検討した.【結果】一期的手術は拡大手術になる可能性が高く,手術時間が長く,合併症率も高かった.総入院期間,総医療費は両群で差がなかった.【結語】LIAは有効な治療方針であると考えられる.
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