Japanese
English
臨床と研究
膿瘍形成性虫垂炎に対する待機的腹腔鏡下虫垂切除術の検討
Evaluation of interval appendectomy protocol for abscess-forming appendicitis
桃野 鉄平
1
,
岡部 寛
2
,
植村 泰佑
3
,
藤田 覇留久
3
,
岡部 あさみ
3
,
光吉 明
3
T. Momono
1
,
H. Okabe
2
,
T. Uemura
3
,
H. Fujita
3
,
A. Okabe
3
,
A. Mitsuyoshi
3
1千船病院外科
2新東京病院消化器外科
3市立大津市民病院
キーワード:
膿瘍形成性虫垂炎
,
待機的腹腔鏡下虫垂切除術
Keyword:
膿瘍形成性虫垂炎
,
待機的腹腔鏡下虫垂切除術
pp.819-824
発行日 2021年6月1日
Published Date 2021/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_819
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膿瘍形成を伴う虫垂炎は従来,緊急手術の適応とされていたが,近年では保存的治療後に待機的に虫垂切除術を行う報告がみられる1,2).当院では,膿瘍形成性虫垂炎に対する保存的治療の適応を定めた治療プロトコールを導入し,治療奏効例に対して待機的腹腔鏡下虫垂切除術を行っている.当院で膿瘍形成性虫垂炎に対して保存的治療を行った症例について,保存的治療プロトコールの有効性を評価し,非膿瘍形成例を対照として手術時間,術後在院日数,出血量,合併症についての比較・検討を行い,待機的虫垂切除術の妥当性を検討した.
© Nankodo Co., Ltd., 2021