Japanese
English
特集 機能温存と機能再建をめざした消化器外科手術—術後QOL向上のために
消化器外科手術後の機能温存評価法
患者アンケートを含めた統計学的視点
Statistical perspectives of functional preservation after gastroenterological surgery, including questionnaires
宮崎 安弘
1
,
高橋 剛
1
,
黒川 幸典
1
,
牧野 知紀
1
,
田中 晃司
1
,
山﨑 誠
1
,
土岐 祐一郎
1
Yasuhiro MIYAZAKI
1
1大阪大学大学院医学系研究科消化器外科
pp.404-408
発行日 2018年4月20日
Published Date 2018/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211992
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
【ポイント】
◆QOLを評価する尺度は,すでに標準化された尺度のなかに適切なものがあれば,それを使用するのが第1選択である.
◆健康関連QOLは,選好に基づく尺度(代表例:EQ-5D)とプロファイル型尺度(代表例:包括的尺度SF-36やがん特異的尺度EORTC QLQ)に分けられる.
◆QOLをエンドポイントとする場合,質問票の選択,測定時期,測定回数,統計解析方法の設定など多岐にわたる準備が必要であり,データ解析では特に,多重性の問題とデータ欠損の二点に留意する.
Copyright © 2018, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.