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特集 機能温存と機能再建をめざした消化器外科手術—術後QOL向上のために
各論
食道癌術後,高位吻合再建時の嚥下機能維持の工夫
Surgical techniques for preservation of the swallowing function after larynx-preserving esophagectomy for the esophageal cancer
加藤 寛章
1
,
白石 治
1
,
岩間 密
1
,
新海 政幸
1
,
木村 豊
1
,
安田 卓司
1
Hiroaki KATO
1
1近畿大学医学部外科学教室上部消化管外科
pp.410-417
発行日 2018年4月20日
Published Date 2018/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211994
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【ポイント】
◆舌骨上筋群温存,舌骨下筋群切離により,術後の喉頭挙上能力を確保し,嚥下機能を保持する.
◆輪状咽頭筋,下咽頭収縮筋下縁の切離により,喉頭気管と頸部食道の剝離が輪状軟骨上縁付近まで延長可能となり,最大限に喉頭温存の口側マージンを確保できる.
◆胃管の場合,食道から胃管への走行がストレートになるように,遊離空腸の場合,空腸に適度な緊張をもってストレートになるようにすることが,食事の通過に重要である.
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