Japanese
English
特集 外科栄養―最新のアプローチ
II. 各論
2.胃切除とグレリン
Gastrectomy changes the ghrelin profile in human
宮崎 安弘
1
,
黒川 幸典
2
,
高橋 剛
2
,
西塔 拓郎
2
,
山下 公太郎
2
,
田中 晃司
2
,
牧野 知紀
2
,
山﨑 誠
2
,
土岐 祐一郎
2
Y. Miyazaki
1
,
Y. Kurokawa
2
,
T. Takahashi
2
,
T. Saito
2
,
K. Yamashita
2
,
K. Tanaka
2
,
T. Makino
2
,
M. Yamasaki
2
,
Y. Doki
2
1大阪急性期・総合医療センター消化器外科
2大阪大学消化器外科
キーワード:
グレリン
,
胃切除
,
栄養療法
,
補充療法
Keyword:
グレリン
,
胃切除
,
栄養療法
,
補充療法
pp.341-344
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_341
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胃切除に伴う体重減少に対し,積極的な栄養療法が行われるようになっているもののいまだ十分ではない.なぜなら胃は,甲状腺などと同様に,食欲・体重増加作用を有するグレリンを産生する内分泌臓器であり,胃切除後低グレリン血症に対する治療が必要であるにもかかわらず,補充療法が行われていないためである.われわれは,胃切除後患者に対する合成グレリン製剤を用いた補充療法の有用性について報告してきた.今後,グレリンアゴニスト製剤なども含めた,低グレリン血症に対する治療開発が期待される.
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