増刊号 手術ステップごとに理解する—標準術式アトラス
6 胆・膵
総胆管切開
野村 良平
1
,
徳村 弘実
1
Ryohei NOMURA
1
1東北労災病院外科
pp.228-234
発行日 2017年10月22日
Published Date 2017/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211816
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Step1
critical view of safetyの作製,術中胆道造影(図1)
Calot三角,そして総胆管前面の術野展開が腹腔鏡下胆管手術を可能にする.経胆囊管法の適応とならないものを胆管切開法で行う.すなわち,術前画像診断および術中胆道造影で総胆管結石が5個以上,結石の最大径が8 mm以上,肝臓側胆管に結石があるもの,のいずれかがあれば胆管切開法で行う.
①Hasson法で臍部に12 mmカメラポートを挿入する.気腹圧は10 mmHgとし,視野不良例では圧を上げる.
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