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特集 Up-to-date総胆管結石症治療
腹腔鏡下手術(2)—総胆管切開,Tチューブ誘導による総胆管結石治療
The treatment for common bile duct stone by laparoscopic cholecystectomy and T-tube insertion
木村 泰三
1
,
桜町 俊二
1
,
吉田 雅行
1
,
小林 利彦
1
,
大石 真広
1
,
後藤 秀樹
1
,
吉野 篤人
1
,
高林 直記
1
,
原田 幸雄
1
1浜松医科大学第1外科
キーワード:
総胆管結石
,
腹腔鏡下胆道鏡
,
総胆管切開
,
Tチューブ誘導
Keyword:
総胆管結石
,
腹腔鏡下胆道鏡
,
総胆管切開
,
Tチューブ誘導
pp.883-888
発行日 1993年7月20日
Published Date 1993/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901199
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胆嚢・総胆管結石症10例に対し,腹腔鏡下胆嚢摘出術+腹腔鏡下総胆管切開+Tチューブ誘導による治療を行った.その方法を述べて成績を報告した.胆道鏡の挿入は容易で,操作性はよく,どのような総胆管結石にも対応できると考えられた.遺残結石を2例に認めたが,ともに術後Tチューブ瘻孔からの切石に成功した.Tチューブ留置に伴う合併症は経験しなかった.Tチューブ抜去は術後3〜4週で施行し,術後平均入院期間は33日であった.本法は低侵襲である上に,適応が広く,また遺残結石への対応も万全であるので,今後,胆嚢・総胆管結石治療の有力な方法の1つになると思われた.
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