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特集 百花繚乱! エネルギーデバイスを使いこなす
術式別:デバイスの選択と活用法
腹腔鏡下右側結腸癌手術—超音波凝固切開装置を用いて
Laparoscopic surgery for right-sided colon cancer using an ultrasonic activation device
竹政 伊知朗
1
Ichiro TAKEMASA
1
1札幌医科大学 消化器・総合,乳腺・内分泌外科
pp.562-568
発行日 2017年5月20日
Published Date 2017/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211610
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【ポイント】
◆右側結腸周囲臓器との複雑な解剖学的関係を十分に理解し,腫瘍局在に応じた手技の定型化が重要である.
◆広範囲な結腸間膜授動に加え,豊富な血管バリエーションに対応した血管処理,リンパ節郭清が必要である.
◆超音波凝固切開装置は止血凝固能に優れ,右側結腸の剝離・授動に有用であるが,機器の原理を理解し適正に使用する.
◆完全なcomplete mesocolic excision(CME)のためには,十分なカウンタートラクションをかけた視野で超音波凝固切開装置を使用する.
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