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特集 エキスパートが教える 鼠径部ヘルニアのすべて
各論1:鼠径ヘルニア修復術の各術式
—鼠径部切開法 メッシュを用いた修復—メッシュプラグ法
Mesh-plug technique for inguinal hernia repair
蛭川 浩史
1
,
沼野 史典
1
,
山本 潤
1
,
福田 進太郎
1
,
多田 哲也
1
Hiroshi HIRUKAWA
1
1立川綜合病院消化器センター外科
pp.1224-1232
発行日 2016年10月20日
Published Date 2016/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211320
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【ポイント】
◆メッシュプラグ法の要点は,ヘルニア門全周で横筋筋膜と腹膜前筋膜浅葉を切離し,プラグをアンダーレイパッチとして,確実に腹膜前腔に挿入することであり,ほかの腹膜前修復術と同様である.
◆腹膜前腔は脂肪織と脂肪織の間の疎な結合組織層で,鈍的に剝離が可能である.プラグ法では大きな剝離は不要である.
◆メッシュプラグ法は,前立腺癌術後や再発症例などに対しても,良い適応と考えられる.
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