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特集 十二指腸乳頭部病変に対する新たな治療戦略—新規約・新ガイドラインに基づいて
診断
十二指腸乳頭部腫瘍に対する各種診断の進歩
Progression of imaging diagnosis for ampullary neoplasm
枡 かおり
1
,
伊藤 啓
1
,
野田 裕
1
,
越田 真介
1
,
菅野 良秀
1
,
小川 貴央
1
,
柾木 喜晴
1
Kaori MASU
1
1仙台市医療センター仙台オープン病院消化器内科
pp.16-20
発行日 2016年1月20日
Published Date 2016/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211042
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【ポイント】
◆十二指腸乳頭部腫瘍(乳頭部腫瘍)では,内視鏡所見のみでの良悪性診断には限界があり,生検が必須である.
◆胆管・膵管開口部の深部の異型度が高いとされ,この部位からの生検を行う.近年,生検で診断困難な乳頭部腫瘍に対するEUS-FNAの有用性が報告されている.
◆現在,CTやMRIは,遠隔転移の有無や他疾患の除外診断を目的に実施されている.高分解能MRIや拡散強調画像(diffusion-weighted MR imaging:DWI)などが期待されている.
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