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特集 内視鏡的乳頭切除術まるわかり
[各論]
十二指腸乳頭部腫瘍の病理
Pathology of ampullary tumor
山口 浩
1,2
,
山本 健治郎
3
,
糸井 隆夫
3
,
長尾 俊孝
2
Hiroshi Yamaguchi
1,2
,
Kenjiro Yamamoto
3
,
Takao Itoi
3
,
Toshitaka Nagao
2
1埼玉医科大学医学部病理学
2東京医科大学人体病理学分野
3東京医科大学消化器内科
キーワード:
十二指腸乳頭部腫瘍
,
病理
Keyword:
十二指腸乳頭部腫瘍
,
病理
pp.20-27
発行日 2022年1月25日
Published Date 2022/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000004
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はじめに
十二指腸乳頭には,胆道系あるいは小腸に発生しうる種々の腫瘍が認められる。誌面に限りがあるため,すべてを網羅的に概説しようとすると成書や『胆道癌取扱い規約』1)には及ばないが,本稿ではまず内視鏡的乳頭切除材料の病理組織診断について,標本整理および組織学的評価の観点から注意点をいくつか述べる。次に,乳頭部腫瘍のcommon typeといえるintestinal typeおよびpancreatobiliary typeの腺腫・腺癌の代表的組織像を供覧する。最後に,頻度は高くないものの臨床医・病理医双方が知っておきたい十二指腸乳頭部病変を4つ紹介したい。
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