Japanese
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特集 十二指腸乳頭部病変に対する新たな治療戦略—新規約・新ガイドラインに基づいて
診断
EUS・IDUSによる十二指腸乳頭部癌の診断
EUS and IDUS findings of ampullary carcinoma
石原 武
1
,
太和田 勝之
2
,
三方 林太郎
3
,
大山 広
1
,
齋藤 将喜
1
,
亀崎 秀宏
1
,
斎藤 博文
2
,
北 和彦
2
,
横須賀 收
3
Takeshi ISHIHARA
1
1千葉大学大学院総合医科学講座
2千葉市立海浜病院消化器内科
3千葉大学大学院消化器腎臓内科学
pp.21-28
発行日 2016年1月20日
Published Date 2016/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211043
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【ポイント】
◆超音波内視鏡検査(EUS)・腔内超音波検査(IDUS)による十二指腸浸潤,膵浸潤は,いずれも十二指腸固有筋層を指標として判定される.
◆十二指腸浸潤は,腫瘍(低エコー)が十二指腸固有筋層(低エコー層)と連続し境界が不明瞭化することにより判定される.
◆膵浸潤は,腫瘍が十二指腸固有筋層を超えて膵実質内に進展しているかどうかにより判定される.
◆胆管内進展,膵管内進展の有無についてもEUS,IDUSは有用とされている.
◆Oddi筋浸潤の評価は,EUS,IDUSともに困難とする報告が多い.
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