FOCUS
術前黄疸のドレナージ方法—最近の動向
山口 淳平
1
,
江畑 智希
1
,
横山 幸浩
1
,
伊神 剛
1
,
菅原 元
1
,
水野 隆司
1
,
梛野 正人
1
Junpei YAMAGUCHI
1
1名古屋大学大学院腫瘍外科学
pp.878-881
発行日 2015年7月20日
Published Date 2015/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210817
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はじめに
胆管悪性腫瘍による閉塞性黄疸に対する術前減黄処置として,従来percutaneous transhepatic biliary drainage(PTBD)が広く行われてきた.しかし,PTBDによる血管損傷や瘻孔再発といった問題が認識されるに至り,近年ではendoscopic naso-biliary drainage(ENBD)の優位性が指摘されている.本稿では特に,肝門部領域胆管癌に対する術前胆汁ドレナージの変遷について述べる.
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