図解!成人ヘルニア手術・2 忘れてはならない腹壁解剖と手技のポイント
内鼠径ヘルニアに対するBilayer patch法
柵瀨 信太郎
1
Shintaro SAKURAI
1
1聖路加国際病院ヘルニアセンター
pp.882-889
発行日 2015年7月20日
Published Date 2015/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210818
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
■ 内鼠径ヘルニアⅡ型に対するBilayer patch法
1併存病変の有無の確認と内鼠径輪部の腹膜高位剝離
術中,内鼠径ヘルニアの診断が明らかであっても,そこで気を抜かずに外鼠径ヘルニア,精索脂肪腫,腹膜鞘状突起遺残の併存の有無を確認することが重要である(図1,2).
Copyright © 2015, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.