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外科系研究会推薦論文
肝癌手術の限界と外科医の工夫—いわゆるサンドウィッチ療法を中心として
Limit of hepatectomy and new challenge of surgeon for malignant hepatoma
今岡 真義
1
,
佐々木 洋
1
,
柴田 高
1
,
古河 洋
1
,
福田 一郎
1
,
石川 治
1
,
大東 弘明
1
,
甲 利幸
1
,
小山 博記
1
,
岩永 剛
1
Shingi IMAOKA
1
1大阪府立成人病センター外科
pp.1939-1946
発行日 1988年12月20日
Published Date 1988/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210245
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肝細胞癌は年々増加しており,近い将来肺癌につぐ数になるとも推定されている.したがって,早急に肝細胞癌の治療法の開発,ならびに工夫,改良が求められる.
現在肝切除法では,エコー下穿刺色素注入法による亜区域切除法や肝門部グリソン鞘処理による肝切除法などが開発されている.一方,再発を少しでも減少させる目的で術前TACEの併用,再発後の治療としてTACE,アルコール注入,再切除など,外科医の工夫が行われている.しかし,現在なお満足する成績は得られず,今後なお一層の努力が払われなければならない.
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