Japanese
English
臨床研究
術後出血に対する経カテーテル治療
Transcatheter management of postoperative hemorrhage
町田 浩道
1
,
井戸 邦雄
1
,
湯浅 祐二
1
,
平松 京一
1
Hiromichi MACHIDA
1
1慶応大学医学部放射線診断科
pp.1947-1951
発行日 1988年12月20日
Published Date 1988/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210246
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はじめに
手術手技の向上に伴って,術直後の手術手技が原因となる出血は減少してきた.しかし,縫合不全による感染症が原因となり,一旦術後出血を起こすと,保存的治療では止血できず緊急手術が行われるが,その予後は非常に不良である.最近,術後出血に対し,血管造影手技を利用した経カテーテル止血治療が盛んに行われるようになってきた.われわれも術後腹腔内出血11例に対し,経カテーテル的動脈塞栓術(Transcath-eter arterial embolization:TAE)を施行し出血のコントロールに成功したので報告する.
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