Japanese
English
臨床研究
下肢静脈瘤の硬化療法
Sclerotherapy of varicose veins
宮内 正之
1
,
桜井 恒久
1
,
池澤 輝男
1
,
矢野 孝
1
,
塩野谷 恵彦
1
Masayuki MIYAUCHI
1
1名古屋大学医学部第1外科
pp.1521-1524
発行日 1988年9月20日
Published Date 1988/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210179
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はじめに
ヨーロッパ諸国における下肢静脈瘤の治療法では,手術療法および弾性ストッキングによる保存的療法に加えて,注射による硬化療法が重要な位置を占めている.本邦では硬化療法はあまり行われておらず,軽度の静脈瘤は放置されるか,手術による過大な侵襲が加えられ,患者にとって満足度の低い治療が行われている.静脈瘤治療に硬化療法を加えることにより,より適切な治療が可能となる.名古屋大学分院および名古屋大学第1外科で行っている方法を紹介し,過去5年間に硬化療法を施行した患者の追跡調査の結果を報告する.
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