Japanese
English
臨床報告
SLEに合併した高位腹部大動脈閉塞および右膝窩動脈閉塞の1例
A case of high abdominal aortic occlusion and right popliteal artery occlusion complicated with systemic lupus erythematodes
松下 昌裕
1
,
宮内 正之
1
,
桜井 恒久
1
,
矢野 孝
1
,
塩野谷 恵彦
1
Masahiro MATSUSHITA
1
1名古屋大学医学部第1外科
pp.767-770
発行日 1990年6月20日
Published Date 1990/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900124
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はじめに
全身性エリテマトーデス(以下SLE)の血管病変としては細動脈病変が主なものであり,血行再建術の適応となるような動脈病変を合併することは稀である.今回,SLEが強く疑われるルポイド肝炎として治療されてきた例に合併した高位腹部大動脈閉塞に対し,aorto-bifemoral bypass手術を施行した例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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