Japanese
English
臨床研究
非浸潤性乳癌の超音波断層所見の検討
Ultrasonographic analysis of noninvasive breast carcinoma
安蒜 聡
1
,
山野 元
1
,
永野 耕士
1
,
呉 正信
1
,
正岡 博
1
,
大久保 春男
2
1社会保険船橋中央病院外科
2社会保険船橋中央病院病理
pp.1515-1519
発行日 1988年9月20日
Published Date 1988/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210178
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はじめに
近年,早期乳癌の定義がトピックスとなり,その骨子も定まったようであるが,早期乳癌の中に含まれる非浸潤性乳癌は,乳管内または小葉内に限局性発育形態を呈することから,診断が困難な場合が多い1).Car-cinoma in situというべき状態で診断し治療するのは乳癌治療の1つの目標ともいえよう.そこで今回われわれは,当院において経験した非浸潤性乳癌を日本超音波医学会乳腺小委員会による診断基準2)(表1)をもとに検討を加えたので報告する.
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