特集 [施設別]悪性腫瘍治療方針のプロトコール
乳癌治療のプロトコール—癌研究会付属病院外科
深見 敦夫
1
,
霞 富士雄
1
,
渡辺 進
1
,
吉本 賢隆
1
,
難波 清
1
,
秋山 太
1
,
西 満正
1
,
梶谷 鐶
1
Atsuo HUKAMI
1
1癌研究会附属病院外科
pp.967-972
発行日 1987年5月30日
Published Date 1987/5/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209736
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はじめに
癌研外科の乳癌治療方針は,過去においていくつかの修正を経て現在に至つている.最も大きな変革は図1のごとく1774年後半にみられた.すなわち,定型乳房切断術より縮小手術である.大胸筋保存乳房切断術Modifi-ed Radical Mastectomyの採用である,その考え方の推移についてはすでに報告して来た1-4).今回は,治療方針と成績を1946年より1974年までと1975年以後に分けて報告する.
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