特集 [施設別]悪性腫瘍治療方針のプロトコール
甲状腺癌治療のプロトコール—広島大学医学部第2外科
土肥 雪彦
1
,
武市 宣雄
1
Kiyohiko DOHI
1
,
Nobuo TAKEICHI
1
1広島大学医学部第2外科
pp.961-966
発行日 1987年5月30日
Published Date 1987/5/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209735
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はじめに
広島大学第2外科での甲状腺癌手術療法の経験は1952年(昭和27年)に始まる.以来精力的に甲状腺癌治療に取り組んできた.一般に甲状腺癌手術は拡大根治に近づけるか,担癌も覚悟の上での保存的縮小に近づけるかの繰り返しがみられる.当科では初期より保存的手術の傾向が強く,ここでは1965年(昭和40年)〜1982年(昭和55年)の18年間の結果をまとめ,現在用いている治療プロトコールを示したい.
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