Japanese
English
臨床報告
大網動脈造影を施行しえた続発性大網捻転症の1例—画像診断を中心に
A case report of the secondary omental torsion revealed by omental angiography
松本 隆博
1
,
住山 正男
1
,
深見 博也
1
,
奥田 康一
1
,
高橋 隆一
1
,
長島 敦
1
Takahiro MATSUMOTO
1
1浜松日赤病院外科
pp.381-384
発行日 1987年3月20日
Published Date 1987/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209656
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はじめに
大網捻転症は稀な疾患で,捻転した大網の壊死のために急性虫垂炎等の診断のもとに緊急手術の対象となり,大網切除にて治療される予後の良好な疾患である.今回我々は,大網の壊死を来さず術前にCT検査,腹部血管造影等の諸検査を施行し,予定手術にて治癒せしめた大網捻転症の1例を経験したので,本症の画像診断を中心に考察を加え報告する.
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